薫・6話

【六話】

「最近、毎日来てるけど子供はどうしてんだ… また隣家に預けて来たのか。」

 席に座る薫を前にグラスを磨く工藤俊介。

「たまには早く帰れよ… それともまた兵藤と火遊びの練習でもすんのか?」

 カウンターで紅茶を飲む薫の顔をチラチラ見る工藤は落ち着いていた。

「私… 最近さ、菜々美(かのじょ)が帰って来なくてもいいかもって思い始めてるんだ… このまま女として生きて行ける気がしてる……」

 工藤に目を合わせずにティーカップを眺めながら吐き出すように言葉を放った薫。

「来年になったら性転換して本物になるんだ… それまでは兵藤さんとは繋がっていたいのよ。」

 ティーカップを目の前の工藤の顔に重ねて囁いた薫。
 

「本気なのか? 性転換するってことは性感帯を失うってことなんだぞ… 僕だって膣を塞がないのは性感帯を失うってことに抵抗があるからなんだ… 失ったら二度と手にいれられなくなるんだ…」

 薫の正面に来て説得するように話す工藤。

「正直言って解からないんだ~ 私… 自分でもどうしたいのか…」

 工藤の顔に重ねたティーカップをサッとよけて微笑する薫。

「性転換したら普通の女なんだ… この店には入れなくなる… ここは女人禁制だ…」

 目を合わせようとしない薫の前から横に移動してグラスを磨き始めた工藤。

「ねえ、見て見て♪ ホラ♪ お腹引っ込んだでしょ♪ お酒やめたらねー体重が五キロも落ちたんだよ~♪ これで少しは俊も私のこと抱きやすくなったでしょ♪ あはっ♪」

 突然、席を離れてカウンターの中にいる工藤に、ミニワンピース姿の自分を身体の向きを変えて見せた薫。

 微笑ながらも何処と無く寂しげな薫を目で追う工藤。

「ねぇ、今夜… 試しに私のこと抱いてみる? きゃは♪ 胸だってあと二ヶ月の辛抱… 本当はもういいらしいんだけど、念には念を入れてって感じかな♪」

 腰を後に引いて屈むように胸元を見せた薫は自分を見る工藤に視線を重ねた。

「やめとくよ… 兵藤(アイツ)と遊んでるお前見た後でお前のこと抱く気にはならねえよ♪ それよりスカートの丈、短くねえか? またパンスト破られるぞ♪ 少しは貞操観念持てよ! 女なんだからよ!」

 薫の誘いを呆気なく辞退した工藤は禁煙している薫に見せ付けるようにタバコに火を点けた。

 工藤は薫の膝上15センチ程のワンピースの裾を見詰めながらタバコを吸い始めた。

 薫は誘いに乗らない工藤に口元を固く閉じて、ムッとするとその足でトイレに入った。

 トイレの中でミニワンピースの裾を巻くりあげ膝までライトブラウンのパンストを降ろすとスキャンティーの中に生理用のナプキンを装着した。

 薫は兵藤に太ももや下半身を触られる度に愛液を溢れさせ恥かしい思いをしていたから、事前にナプキンでパンティーを濡らさない策を講じた。

 ただ、この頃になると兵藤も薫を完全に自分の女(モノ)という意識が強くイタズラも大胆になっていて、スキャンティーの中に手を入れることも珍しくなくなっていた。

 薫にすれば今まで貰った金品も200万円を越えていたから無碍に抵抗も出来なかったろうし、他人に身体を触られる快感に浸っていたこともあって、兵藤の行動は会うたびにエスカレートしていった。

 そんな中で兵藤もまた、薫を早く自分の物にしたくて会うたびにホテルへ誘うようになっていたが、薫は乳房が完全になってからと拒絶し続けながら小遣いを受け取っていた。

 
「何だか随分ギコチない歩き方だな、ナプキンか~♪ 薫~♪ ホラこれを使え♪ 濡れやすいお前のために僕が作っておいたよ♪ ホラよ!」

 カウンターの中の工藤から放り投げられた袋の中を見た薫は急に顔を真っ赤にして恥じらいを見せた。

 パンティーライナーを薫のペニスの先っぽに被せられるようにキャップ状にしたものだった。

「もおぅ! 俊介のエッチィ!!」

 薫は顔から火がでるほど恥かしかったのか、それを手に再びトイレに駆け込むと、工藤は恥らう薫を見てニヤニヤと口元を緩ませた。

 俊介の手作りの濡れ防止ライナーは測ったように薫のペニスの先っぽにピッタリとフィットしたが、俊介の自分のへの思いを知っている薫はお金のためとはいえ兵藤と遊ぶ自分が悪い事をしているように思えていた。

 
 そして徐々に店に客足が集まり出すと、カウンターの前に居た薫の肩を後から抱いた兵藤がカウンターの中に居る工藤に顔を見せた。

「今夜はVIP席を使うよ♪ 薫と二人… ワシが呼ぶまで誰も来なくていいからな♪ 飲み物はいつものを用意と、薫にはノンアルコールのシャンペンでも持って来てくれ♪ わっはははは♪」

 兵藤は工藤ではない別のスタッフに大きな声で注文すると声を高らかに笑った。

 薫は不安げな表情をカウンターの中にいる俊介に見せた。


 薫はそのまま兵藤と歩き始めると俊介は薫を目で追いかけた。

 そんな薫を抱き寄せてボックス席へ向かった兵藤はVIP席のある暗がりへと入って行った。

「いらっしゃいませ… 今夜はVIP席の貸切を頂きましてありがとうございます♪」

 バーの店長以下、数名のスタッフが来て御酒セットをテーブルに置くと深々と頭を下げた。

 その中には俊介の姿は無かった。

「あとはワシらでやるから♪ 呼ぶまで誰も来んでいいからな♪ わっはははは♪」

 兵藤は薫を横に座らせると大きな声で再び笑った。

 御機嫌な兵藤だった。

 
「さてさてさて~♪ 今夜は二人っきり♪ 誰も来んようにVIP席もワシラの貸切だ~♪ と、その前にこれは薫へのプレゼントだ♪」

 兵藤は席に付くと酒の用意をする薫に横から一枚の封筒を手渡した。

 エッ? 薫がそんな顔をすると、兵藤は中をあけて見ろとばかりに封筒をニヤニヤして指差した。

 薫はそんな兵藤に若干の恐怖を覚えながら封筒を開いて中身を出した。

 封筒の中身を見た薫の表情が強張った。

「お前の夢は性転換だったな♪ ワシが調べさせたところ最高の治療を受けるならそれくらい掛かるそうだ♪ それを受け取って男をワシ一人に絞りなさい♪ 悪いことは言わん… あのカウンターの中の若造がお前に何を吹き込んでいるか大体の見当はついておる… 仮にワシに捨てられたとしてもだ、お前の夢が叶った後ならお前にしても何も問題はなかろう♪ 違うか薫…」

 兵藤は全てを見切っていたように薫に700万円の小切手を差し出した。

 薫は兵藤の言葉と目の前の700万円の小切手に全身を小刻みに震わせた。

「ささ、酒を注いでおくれ♪ 今夜はお前がワシの彼女になった祝いの夜だからな~♪ まあ、胸が完全になるまではワシも辛抱するが、だが! それが限界じゃからな♪ いいな薫!」

 兵藤は声に強弱つけて大きな声に張りを持たせた。

「さぁ、ここへおいで♪ ささ、ここだよここ♪」

 兵藤は薫を立たせると自分の膝の上に座るように薫を即した。

 薫の見た兵藤の股間はズボンの下で硬くなっているのが解かった。

 そんな薫は蛇に睨まれた蛙のように兵藤の言葉に従って兵藤の膝の上に座ると兵藤に後から抱かれた。

 ミニワンピースの薄い生地の下、尻の当たりに兵藤の硬い肉棒の形を薫は感じて身体を強張らせた。

「これを… この肉棒をお前の中に入れる日が待ち遠しいわい♪ ここまで待ったんだ♪ もう少しくらいワシも待てるからな~♪ わっははは♪」

 兵藤はガッシリした身体で逃がす物かとばかりに薫を後から抱いて自分にピッタリと近づけた。

 
「ふぅぅうー いい匂いじゃ~♪ こんなに可愛くて美しいのに骨太というギャップが堪らん♪ ペロリ♪ チュッパ♪ ニュル♪ ゾッゾゾゾゾゾオー!」

 兵藤は薫を抱き寄せると薫の右耳下で小さく囁き、突然、薫の右耳の中を舐めると舌先を入れて来た。

 薫は背筋が凍りつくような嫌らしさを兵藤に感じた。

「私! 私、まだお返事してません! 兵藤さん! まだ… まだ、私!」

 薫は急に兵藤に恐怖を覚え、背筋を伸ばして全身と声を震わせた。

「おっ!? おおぉー♪ そおーじゃったあぁー♪ ワシとしたことが! すまん! と、いつものワシなら謝るところじゃが、今夜は違うぞ~♪ 薫はもうワシの物じゃ~♪ お前のことは興信所を使って全て調べさせたし、お前に小さな子供が居ることも承知しておる! ワシの厄介になれ~ そうすれば経済的にも支援してやれるし住むところも用意してやる♪ お前が希望すればOLとして普通に会社勤めもさせてやろう♪ こんな夢のような話しは他にはないじゃろ~♪ OLのようにスーツスカートで会社勤めして見たいと思わんかぁ~♪ 夢のような生活が待っているぞお~♪」

 兵藤は薫の夢も希望することもまるで心の中を見透かしたように何でも知っていた。

 そして薫の尻の下にある兵藤の肉棒は薫の尻にピクピクと小刻の震動を伝えた。

 薫は尻に当たる兵藤の肉棒の大きさを感じ取っていた。


「どうじゃ、薫… ワシの物になれ♪ ん? ぁんっ! ぅあっん… ペロリ… レロレロレロ… チュパッ…」

 兵藤は薫の耳元に囁きながら、薫り両足を少し開かせると右手を薫の右太ももに滑らせた。

 咄嗟に薫は恥じらいの声を発した。

 兵藤の手は恥らう薫の太ももの間にくすぐるように撫でながら入って来ると、右耳の中に再び舌を入れ中を舐めまわした。

 薫は太ももを閉じようとしたものの、後ろから薫を抱く兵藤の力に負け薫は兵藤の膝の上でパックリと両足を開いてしまった。

 パンティーストッキング越しに感じる甘美な官能は薫をトロケさせ、全身の力が抜けるように身体を兵藤に凭れさせた。

 
「ここが気持ちいいじゃろう~♪ スリスリスリスリ… ぁひいっ! ビクンッ! ぅあっん!」

 兵藤の手の平がパンティーストッキング越しにスキャンティーの中のペニスを摩擦すると、薫は全身をビク付かせ恥かしい声を奏でた。

「堪らん! 早くお前のモノを味わって見たいわい… お前ほどの女のモノならさぞ良い味だろう♪ スリスリスリスリ…」

 兵藤は声を震わせながら薫のペニスを擦り続けた。

「ぁんっ! そ! それはぁ! ビクンッ! ぅんっ! ぁんっ! ビクビクビクンッ! だめえぇ! ぁああんっ!」

 兵藤の手は薫のペニスをスキャンティー越しに五本の指で掴んで上下にゆっくりと扱いて来た。

 驚いた薫は恥じらいながら後の兵藤に首を回し鳴き声を上げた。

 後にいる兵藤は吐息を荒くして恥らう薫の右肩に舌を滑らせた。

 ペニスをスキャンティー越しに扱かれ肩を舐められた薫は鳴き声を奏でながら肌を滑る兵藤の舌に軽い身悶えをした。

 
「お… お願い… ビクンッ! です… 兵藤さん… ここでは… ビクンッ! ぁんっ! ここではそんなこと… ぁんっ! し、しないで… お願い… 」
  
 薫は後ろにいる兵頭に声を途切れさせながら必死に哀願した。

「ペロペロペロ… 薫、声を出すんじゃない… みんなに聞こえるぞぉ~♪ スリスリスリスリ…」

 兵藤は笑みを堪えるように声を押し殺して薫の首の付け根を舐め回しスキャンティーを手の平で擦り続けた。

 過去にないほどの兵藤の理不尽に逃げ出そうと思えば逃げ出せたかも知れないが、薫の心と身体はこの時点で完全に分離していた。

 心は兵藤の辱めから悲痛な叫びを唇に表す様に震わせながらも、身体は兵藤からの愛欲に熔けたナイロンのように張り付いていた。

 工藤俊介に作ってもらったパンティーライナーのペニスキャップは薫から溢れた愛液でいっぱいになっていた。

 
「そろそろ中身を見せて貰うとするか… ビリッ! ビリッ! ピチピチピチピチ… チリチリチリ… ビリッ!」

 兵藤の両手がスキャンティーを覆うライトブラウンのパンティーストッキングをゆっくりと破り始めると、薫は破られるストッキングの糸が太ももに食い込む感触に兵藤の膝の上で腰をガクガクさせ興奮した。

 兵藤は感極まってきた薫を察知したかのように口元をニヤニヤさせ両手で敢てゆっくりとパンティーストッキングを破り続けた。

 そして破ったパンティーストッキングの端っこを握り締めると、左に右に引っ張って薫の太ももにワザと糸を食い込ませた。

 
「はぁはぁはぁ… 紐タイプか… 好都合だわい♪ スッ! スッ! スゥーッ! パサッ!」

 薫は破らせれたパンティーストッキングの中、スキャンティーの紐を解かれたことを知らずに感応に浸っていた。

「ピンク色じゃないか! 使い込んどらん! 男の業が薄かったと見えるな薫…」

 紐を解かれ兵藤の目の前に露にされた薫のペニスは、ライナーのキャップが外れ使い込まれていない綺麗なピンク色が鮮やかさを放っていた。

 兵藤は薫のピンク色のペニスを見ると、喉をゴクリと鳴らし右手の親指と人差指で抓んで軽く上下に扱いた。

 その瞬間、薫は首を傾げ口元から唾液を滴らせると同時にペニスの先から透明な愛液を溢れさせた。

 兵藤はその透明な愛液を親指と中指で擦り取ると、指の腹と腹でヌルヌル感を楽しんで自らの口に指を入れ味わっていた。

 そして兵藤は愛液が止め処なく溢れる薫のペニスを親指と中指で丁寧に挟むと、薫の愛液を絡めるようにしてペニスの亀頭部分を優しく擦った。

 空ろな目をして首を傾げる薫は口元からダラダラと唾液を垂らし全身をガクンッガクンッと大きく揺らした。

 兵藤はグッタリする薫のペニスを指で擦る度に、薫の愛液の絡んだ指の匂いを嗅ぎ口に入れては味わい再びペニスに指を添えて擦った。

 右手でペニスを擦り左手の手の平で玉袋を優しく支えた兵藤もまた空ろな目をしていた。

 薫は言葉にならない厚みのある深い官能に全身を包まれ宇宙を彷徨っていた。

 そんな薫を後から抱き続ける兵藤は勃起することのない薫のペニスを右手で掴んで上下に扱き始めた。

「この子のモノを飲んでみたい…」

 兵藤は薫のペニスを扱くスピードを増すと、薫から溢れた愛液はペニスに万遍なく潤滑油のように行き渡った。

「この子は本物なのかも知れない… 本物ならエレクトせずに終るはず……」

 兵藤は薫のフニャフニャしたペニスをやりづらそうに忙しく動かした。

 薫のフニャフニャしたペニスは自らの愛液にニチャニチャと嫌らしい音をたてつづけた。

 そして数分後、薫は両足の付け根に力が入り、両足の爪先をギュッと閉じ、両手で兵藤のスボンを鷲掴みすると、発作を起こしたように全身を痙攣させ口から垂れる唾液の量を更に増やした。

 ニュルッ! ニュルニュルニュル!

 薫のペニスの先からゼリー状のヌルヌルした黄色がかった精液がチューブ歯磨きを絞ったように噴出して兵藤の手を飾ったかと思うと、今度は水で薄めたミルクのような精液が湧き水のように溢れ出て来た。

 兵藤は慌てて自らの手を飾ったゼリー状の精液を口に運ぶとムシャブリ付き、その間を繋ぐように左手で薫のペニスから湧き出る精液を受け止めた。

 右手と左手をまるでカニのように口に運んだ兵藤の口元は薫の精液に塗れ、兵藤はそれを舌で綺麗に舐め取った。

 
「この子は本物だったんだ… 女装しただけの変態ならこうはいかん… しかしマズイぞ!! この子に本気になりそうだ…… ワシともあろう者が……」

 兵藤はグッタリする薫を抱き直すと、薫の口元を自分のハンカチで綺麗にふき取って、膝の上から左側に座らせると、スキャンティーの紐を結び直し破れたパンティーストッキングの端っこ同士を結びつけ乱れたスカートを直してやった。

 席に座ったままグッタリして動かない薫を優しく席に横にして眠らせると、兵藤は薫が注いでくれたブランデーを一口、頬の中で転がしながら眠る薫の太ももを見詰めた。

 そしてタバコに火を点けようとしたものの、禁煙している薫に気遣ってそれを止めると、薫の胸元に小切手と札束を押し込んで席を離れた。

「君、VIP席は閉店まで借り切っていたからそのままにしてくれ。 席でカオちゃんが寝ているんでね、起さんにな♪」

 兵藤はカウンターで清算すると疲れきった表情で店を出て行った。

 工藤は兵藤の様子に異変を感じて慌てて薫の元へと足を急がせた。

 VIP席の辺りには薫が放ったであろう濃厚な精液の匂いが立ちこめ工藤は慌てて換気のスイッチを入れて薫に近付いた。

「くそっ! アイツ!!」
 
 薫のミニワンピースの裾を捲り上げた工藤は破られたパンティーストッキングを見て両手に拳を握った。

 薫のスキャンティーは薫が自ら結んだのとは違う結び目になっていたのを工藤は見逃さなかった。

「まさかアイツ! 薫のモノを……」

 工藤は薫のスキャンティーを紐解いて中を確認すると、愛液と精液でピンク色の亀頭がテカテカとテカっていたのを見て、直に味見されていないことを確信してホッと胸を撫で下ろした。

 薫のスキャンティーを下に戻した工藤はグッタリする薫を背負うと、店の端から裏方に回り薫がレンタルしている個室へと運んだ。

「はぁはぁはぁ… 全くコイツときたら危ないことばかりしやがる! 少しは俺の身にもなれってんだ!」

 工藤は薫をソファーに寝かせると蝶ネクタイを緩めて床にドッシリと直座りした。

 すると寝ているはずの薫が……

「ありがと… 俊…」

 ソファーに横になったままの薫はポツリと呟くように小さな声を放った。

「何だあー!? 起きてたのかよおー!?」
 
 工藤は薫を見て両腕を左右の床に押し付けて身体を支えた。

「今、起きたの… エヘヘヘへ♪」

 薫は身体をそのままに疲れきったように声を細めた。

「早くシャワー浴びて来いよ… アイツの匂いに鼻が咽るぜ!」

 工藤は怪訝そうに言い放った。

「うん…」
 
 薫はフラフラと立ち上がると、箪笥から下着を取り出してシャワーへと心もとない歩みを始めた。

「あ! 危ねえぇー!! 大丈夫かあ! 薫!!」

 フラついた薫を見た工藤は慌てて近寄ると薫を抱き締めた。

「薫……」

 立っているのもやっとの薫を支える工藤は黙ったまま、薫に自らの唇を重ねると薫の中に舌先を入れた。

 薫もまた工藤の舌先を拒むことなく自然に迎え入れた。

 数分間、工藤と薫は互いの舌を絡めあった。

「薫……」

 工藤は薫をその場に仰向けにすると、スカートの中に手を入れ薫の太ももに手を滑らせた。

「だめぇ… 汚れてるのぉ… シャワーするまで待ってぇ… 俊! お願い…」

 薫は目を潤ませて自分を求める工藤に哀願した。

 工藤はそんな薫から破れたパンティーストッキングとスキャンティーを剥ぎ取ると、愛液と精液で汚れた薫のペニスにムシャブリついた。

 薫は床の上の両手を震わせて工藤からの愛欲にゲンコツを握り身を悶えさせた。

 工藤の両手が薫の両足を膝起てさせると、工藤の愛欲に耐え切れずに薫は両足の太ももをプルプルと揺らせた。

 工藤の両手はその揺れる太ももを抱くように手を掛け何度も滑らせた。

 薫のヨガリ声が個室の中に響き工藤の口が恥かしい音を薫に聞かせた。

 腰をガクガクさせ全身をビク付かせる、薫は瞼を閉じて工藤からの愛欲に官能という闇の扉の中に身を投じた。

 ペニスから滑り移動した工藤の舌は薫の内モモを執拗に滑り回り、蜘蛛と化した工藤の両手は薫の身体の隅々をうごめきながら徘徊した。

 首をそして身体を仰け反らせ薫の口から甘美な熱い吐息が幾度も漏れては消えた。

 薫の身体を、横に斜めにうつ伏せにする工藤は、薫の肌の甘い香りに野花に夢中になる蝶のように羽を休めることなく動き回った。

 工藤という蝶は薫という花から蜜を奪い続けた。

 そして工藤は裸になると薫の顔の上に自らの恥かしい部分を晒した。

 薫は両手で工藤の腰を抱き寄せると、顔を近づけ舌先を工藤の割目の中に押し付け滑らせた。

「あひっ! あひっ! あひっ! あひっ! あひっー!」

 割目の中に走った激しい快感に工藤の甲高い声が部屋に響き渡った。

「ピッチャピッチャピチャ! ニュッチャ… ニェッチャ… ニュッチャ…」

 薫が舌を押し付ける度に工藤の割目から生暖かい汁が飛び散り異音を放ち、自らを支える工藤の両足は感電したように震えた。
 

 工藤の尻は薫の顔の上で小刻みに震えながら小さく前後した。

 そして工藤は身悶えしながら個室に恥かしい声を響かせ、薫もまた工藤の舌先に身悶えして鳴き声を奏でた。

 二人が奏でる喘ぎ声は個室の中の花瓶にさしてあるコスモスの花びらでさえも床に散らせた。

 その後徐々に薫の顔は工藤から滴った生暖かい透明な愛液に塗れて行った。

 その様相はどちらが男で女なのかわからい状態だった。

 激しいシックスナインは続けられた。

 
「はぁはぁはぁはぁ… 俊介… 私… 私… 俊介に…… ぅぐう! ぁんっ! ぁひぃ!」

 二人の互いの敏感な部分を舐めあう行為はエスカレートしていった。

 そして薫は自らの肉棒にムシャブリつく工藤の腰から一旦両手を離すと、二人の身体を横倒しにし工藤がムシャブリついた自らの肉棒を腰を使って引き抜くと、今度は工藤を下にして工藤の両足を抱きかかえた。

 両足を抱きかかえられ工藤の割目は大きく左右に広げられると、薫の舌先は押し広げられた工藤の割目に押し付けられ無作為にうごめき回った。

「あひっ! あひっ! あひっ! あひっ! あひっー!」

 工藤は薫の肩に掛けられた両足をバタ付かせて身体を左右にクネらせ薫の舌の動きに甲高いヨガリ声を上げ続けた。

 薫は休むことなく工藤の割目に舌を動かし続けた。

「薫! ダメエェ! ヤメ! ヤメルのよぉ! 僕! 男で居られなくなる! 薫! ヤメ! ヤメテエェー! お願いぃ!」

 工藤は割目を舐める薫に辞めるように声を詰まらせたが、薫は必死に工藤の割目を舐め続けた。

 そして、工藤がグッタリした頃、薫は工藤の割目からその舌を引き離し工藤の両足を両手で持ち上げた。

「ヌプッ! ヌプッ! ズブリウウウゥゥーー!!!」

 薫は聳えて鉄のように硬くなった肉棒を工藤の割目の奥へと勢い良く挿入した。

「あん… あひぃ! はぁ…あっ… はひぃ! あああああぅ!」

 工藤は首を一瞬持ち上げたが直ぐに床に下ろし両目を大きく見開くと腰を仰け反らせて声を上げた。

「ぱんっぱんっぱんっぱんっ! ぱんっぱんっぱんっぱんっ! ぬっちゃくっちゃ! ぬっちゃくっちゃ!」

 薫は正常位で工藤の中に肉棒を収めると容赦なく腰を前後させた。

「ヌッチャクッチャ! ヌッチャックッチャ! ヌッチャックッチャ! ヌッチャックッチャ!」

 薫が腰を振る度に工藤の割目から凄まじい生肉に押し付けられる生肉の音が辺りを包んだ。

 工藤は首を、身体を、仰け反らせ右に左に身悶えし両手に拳を握って唇を噛んで激しい官能に溶け込んだ。

 男と女がぎゃくになって愛し合い、知らぬ間に今度は元に戻って攻めと受身を担った。

 薫の両手は工藤の柔らかい尻肉に這わせられ滑り回り、薫の肉棒に攻められた泡立った工藤の内肉(あな)は、工藤と薫の二人の脳裏に得も言われぬ感度(しげき)をもたらした。

 工藤は声を上ずらせ全身を電気が走ったように痙攣させ、薫は何かに憑り憑かれたように工藤の内肉(あな)を攻め立てた。

 肉と肉とかぶつかる音と震動ははコスモスをさしている花瓶をひび割れさせた。

 薫の肉が工藤にぶつかる度にケタタマシイ量の愛液が工藤の割目から辺りに飛び散った。

 そして終焉を迎える頃には工藤は一度のセックスで数十回ものエクスタシーに達し白目を向いて気絶し、薫は有り得ないほど大量の精液を工藤の中に撃ち放った。

 その薫が工藤から離れようと縮みかけたペニスを引き抜いた瞬間、工藤の愛液と混ざり合って泡だった精液がドロドロと出て来て工藤の股間と床を生臭く染めた。

 薫は意識をもうろうとさせシャワーへと向った

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