薫 4話

【四話】
 


 妻の菜々美に家出されて以来、作り笑も満足に出来なくなっていた薫は日に日に元気を取り戻していった。

 子供を預かってくれる隣り家人たちもそんな薫の変化に気付いたのか、薫に向けた作り笑顔から本来の自然な笑顔になったようだ。

 隣家は薫が会社へ出かける時、子供を預かって保育所のバスに乗せてくれ、保育所のバスが子供を送ってくると再び預かりして薫の帰宅を待つというサイクルだった。

「これ、今月分の託児料です♪ いつも助かります♪ 今月から少しなんですが上乗せしましたので、お納め下さい♪」

 薫はいつものように子供を隣家に連れて行くと隣家の家人も満面の笑みで対応してくれた。

「うちはもう子供も大きくなって家に来ないしねぇ♪ 逆にこの子が私ら夫婦の生きがいなのよぉ♪ お気遣いなさらないで下さい♪」

 隣家の老夫婦は子供を抱っこすると嬉しそうに薫を見送った。

 薫は老夫婦の親切に安心して会社へと向かった。

 
 いつもと同じ顔ぶれの徒歩の道とバスの中、そして電車の中と同じ時間帯に出会うお馴染みの顔も、今朝は何もかもが明るく鮮明に見えた。

 それは徐々に心引かれる兵藤の所為だったに違いなかった。

『カオちゃんを彼女にしたい……』
 
 バスの窓に兵藤の面影を見る薫。

「兵藤さんにならあげてもいい… うううん、兵藤さんに貰って欲しい…」

 電車に揺られる薫の脳裏に常に浮か兵藤からの言葉に薫は、胸の奥で女心を熱くし自ら処女を兵藤に捧げたいと思った。

 妻の菜々美が失踪していらい仕事で失敗ばかりしていた薫だったが、日に日にいつもの勘を取り戻し会社の信頼を取り戻していった。

 そんな時、デスクワークをしていた薫の耳に同僚達の雑談が飛び込んで来た。

 それは薫が会員になったばかりの女装クラブの話しだった。

 薫は耳を澄ました。

 同僚達が営業を仕掛けている訪問先の誰かから女装クラブへ飲みに行こうという誘いを受けたと言う内容だった。

 薫はドキッとしてパソコンのキーボードを打つ手を一瞬止めた。

 耳を澄まして聞き入る薫は自分が会員なっている店ではないことを知るとホッと胸を撫で下ろす思いをした。

 
「いゃあ~♪ とにかくさあ♪ 美人っつうかぁ~ 女よりも色っぽいらしいんだわ♪ 胸もちゃんとあって足も顔もモデルさんみたいらしい♪」

 一人の同僚が照れ笑いしながら聞いた話しを小声に強弱つけた。

「いくら美人たって男だろう~ 俺はチョイ考えちまうなぁ~♪ いくら美人でもパンツ脱がしたらベロンって一物がなっ♪ おいおい♪ 想像したくねえぞそんなもん♪ カッカカカカ♪」

 別の同僚が拒絶するかのように身を引きながら話した。

「てか、俺ならどっちでもいいかもぉー♪ 抱く抱かないは別として美人ってのはいいなぁ~♪ 最近の女共よりは遙かにいいかも知れん♪」

 更に別の同僚は肯定するかのような発言をした。

 薫は自分が品評されているような妙な気分だった。

 トイレの個室の中、ズボンを降ろしワイシャツの裾を捲り上げると天井から漏れる明かりに、下半身を包むライトブラウンのパンティーストッキングがテカりを見せた。

 パンティーラインを隠すために買った少し大きめのスラックスがズリ落ちないように膝を曲げて、パンティーストッキングとパンティーを同時に降ろした。

 蒸れていた蒸気が一気に上昇し香るの鼻先にツンとした匂いを掠めた。

 座りながらの小用にも慣れた薫は小用を終えると、狭い便器のスペースでペニスを降ってペーパーで蒸れて汗ばんだ周囲と一緒に拭き取って捨てた。

 身体を屈めパンティーを慣れた手つきで装着し、パンティーストッキングを伝線しないように気を配りながら下半身にフィットさせると、今度はワイシャツの裾を丁寧にセッティングしスラックスを履いた。

 男の仕様なら簡単に出来る身支度も女用では中々面倒なようだ。

 本当ならブラやスリップも着けたいところだがワイシャツになれば薄っすら見えることが薫を諦めさせた。

「女だったら普通に身に着けられるのに……」

 スカートを履いてオフィスを行き来する自分を俄かに想像した薫の表情は暗かった。

「性転換すれば楽になれるのかも知れない……」

 蒸れて辛い陰部を掻けるのはトイレの中だけだった薫は、部署へ戻る途中、廊下で俄かに考えていた。

「豊胸して性転換すれば完全になれる……」

 自分の席に戻った薫は性転換に想いを寄せながら、スリスリと膝を曲げる度にズボンに擦れるパンティーストッキングの心地よさに貧乏揺すりをした。

 そして、自分の席から見える女子社員達のストッキングに包まれた足を見ては溜息を幾度も繰り返した。


 外回りの無かった薫は定時の17時で仕事を終えいつものように帰宅路を歩いたが、目に付くのはスカートを履いた女性達ばかりだったことに気付き一人照れた。

 買物をしたい思った薫は上着から携帯を取り出すと、子供を預けている隣家に連絡をして残業で遅くなると嘘をいい、その足で会員制の女装クラブへと足を運んだ。

 スーツ姿のままクラブへ入った薫は貸し出し用の大きなサングラスを手に取ると慌てて顔を隠した。

 
「確か… この店にあったはず…… あった! これだこれ!」
 
 薫は擬似ペニスを探して回っていた。

 兵藤に処女を捧げる前の予行演習と言うところだろうか。

 薫はアナル用と通常の擬似ペニスを買うと、専用のゼリーを数本とコンドームを纏め買いした。

 早く入れてみたいという思いを押し殺してレンタルルームへ足を急がせた。

 
「どんな気持ちなんだろう… 痛いのかな…」

 ドアにカギを掛け椅子に座りながら擬似ペニスを握り締め、自分のエレクトした時のサイズと想像で比較してみる。

 そして下着姿になった薫は上半身にスリップを着けてタバコに火をつけた。

 握り閉めた擬似ペニスをそのままにボンヤリと兵藤を受け入れている我が身を想像した。


「ポトリ! うわあぁ! ジィージャジャジャ! ビリビリビリッ! アッチィ! 熱! 熱! アッチィー!」

 薫の吸っていたタバコの火種が足組みしていた足に落ち、手で払い落とそうとしたものの火種はパンティーストッキングの上に広がって両太ももは伝線が広がった。

「何、この感覚…… ドキドキドキドキドキ……」

 薫は伝線して焼け焦げたパンティーストッキングが熔けて太ももに軽い火傷を負ったのに胸の奥をドキドキさせた。

 そして焼け焦げて伝線しながら熔けたパンティーストッキングを両手で触りながら、軽い火傷を負った自分の太ももに微かに残る快感に似た何かに気づいた。

 薫は下半身を覆うパンティーストッキングが伝線したことに強い辱めと快感を感じ、自分はマゾなのかも知れないと初めて思った。

 ソファーに腰掛け、伝線したパンティーストッキングに包まれた両足を開き気味にして前側に伸ばして見た。

 ライターを点火してパンティーストッキングに包まれた自らの左の内ももに近づけて離した瞬間、パンティーストッキングは新たな伝線を始めた。

「ビリッ! ぁんっ! ビリビリビリッ! ああああああんっ! ジジジジジジー! ぅあんっ!」

 薫は首と上半身をいっぱいに仰け反らせた。

「気持ちいい…… ?……」

 薫は自分の発した言葉に驚きながらも余韻に浸った。

 熱いという一瞬の感覚と同時にストッキングが伝線する音が薫の耳に心地よく、同時に肌に伝わるピリピリ感は全身にウェーブのように広がった。

 数回同じ事を繰り返すと出来る箇所がなくなり、薫は虚ろな眼差しでスリップの裾を少し捲り上げてみた。

 パンティーの内側に大量の愛液が溢れていることが解かった。

 身体の内側から官能していた薫は買ったばかりの擬似ペニスにコンドームを被せ、ゼリーを塗るとソファーの上に四つん這いになって、パンティーとパンティーストッキングをムンズと膝まで引き降ろすと肛門に擬似ペニスを押し付けてみた。

 最初は肛門の表面を何度も滑らせ肛門を開き気味にして入れようとしたが中々上手く入らなかった。

 既に内側から官能しきっていた薫は早く入れてみたいと焦りながら熱い思いを擬似ペニスに託した。


「ニュルッ! ぅぐう! ヌプッ! ぅあんっ! ヌプッ! ヌプヌプヌプッ! はうっ! ぅぐうっ! はぁはぁはぁ!」

 四つん這いでコンドームを被せた擬似ペニスを入れた瞬間、想像を絶する強い便意が薫を襲った。

「痛い! いたたたたたたっ! ヌップヌップヌップ… ぅぐう! はんっ! 痛ああ~い!!」

 擬似ペニスをゆっくりと抜き差しする薫は顔をしかめ痛みと激しい便意に息を途切れさせた。

「気持ち良くない…… 辛いだけ! だっ…… ぅぐう! こんなの何度もされたら! 私! 耐えられない! ぅぐうううう!」

 ソファーに付いて身体を支える左手は震えていた。

「うがあああぁぁぁー! ダメエー! 我慢出来ない! ニュポッ! バタバタバタバタバタ! ブビィ! ブババババ!」

 薫は擬似ペニスを引き抜くと慌ててトイレに駆け込んで激しい便意を便器にブツけた。

 トイレから出て来た薫は男が女に挿入し出し入れする時の勢いを想像して顔色を変えた。

 
「こんなんじゃ… 兵藤さんにあげられる訳ない… こんなの耐えられない!」
 
 擬似ペニスをコンドームから外した薫は小さな声で独り言を放っていた。

 そんな薫は身体の内側から燃え上がっていた炎を自らの手で消し止めてしまったものの、何とかして擬似ペニスに慣れる方法はないかと個室の中で思案に暮れたが結局、何も思いつかなかった。

 
 薫はタバコの火で伝線したパンストをハサミで切ってクズカゴに入れると、愛液で溢れてシミになったパンティーを買物袋に入れ、箪笥の中から前回買ったパンティーを出して履き替えその上からグレーのパンストを履いた。

 襟の少し大きい淡いパープルのワンピースを着衣し腰ベルトを回し、サッと軽く薄化粧したあとで肩までのカツラで地毛を隠した。

 大きな鏡の前で全身を左右に振って全体を見回して、ワンピースの裾に静電気が起きてないか確認して白いローヒールで両足を包んだ。

 バーで軽くウイスキーでもと意気揚々とバーへと足を運んだ。

 
「いらっしゃいませ♪ あ! カオさん♪ お久し振りで~す♪」

 カウンターの中にいた蝶ネクタイが似合うボーイさんが薫に声を掛けた。

「こんばんわ~♪ 今日は普通にお酒を楽しませて頂きま~す♪ クラブドレミーありますか~♪」 

 開店して間もないバーのカウンターの席で薫はレミーを一口、喉に流し込んだ。

 薫は竹崎に連れて来られて以来、初めてバーテンダー相手に話しをした。

 バーテンダーもまた、薫を気に入っているようで二人の会話はスムーズに弾んだ。

 
「えっ! 女性なんですか?」 

 薫は目の前に居るバーテンダーが女性だと初めて知らされて驚きの表情を隠せなかった。

「性同一性障害なんです♪ 僕はカオさん達とは逆なんです♪ 驚かせてすみません♪ だから僕は最初の日から男の目でカオさんを見てますよ♪」 

 バーテンダーはニッコリ笑って薫に視線を重ねた。

「ああ、その前に自己紹介をさせて下さい♪ 名前は工藤俊介… みんなは俊って呼んでます♪」

 工藤は薫のタバコに火をつけて爽やかな笑顔を見せた。

「胸はもう取りましたし子宮も… 穴はまだ塞いでませんけど♪ この通りヒゲも! カオさんも性転換したいんじゃないですか~♪ そんな気がします♪」

 工藤は隠すことなく自分ことを話してくれたが浅い時間の所為か客は誰もおらず、バーは薫と工藤の彼の声だけが弾んでいた。

 薫は清潔感があって笑顔のステキな工藤を可愛い思っていた。

 そんな薫も時間と共に若干酔いが回ったのか、俊介に酔った勢いで相談を持ちかけた。

「実は好きな人がいて、その人から私のこと欲しいって言われたの… それで私…」

 薫は俊介にアナルセックスの練習をしたことを話しその恥かしさに顔から火の出る思いをした。


 すると俊介は薫の思ってもいない提案をした。


「兵藤さんでしょ♪ 兵藤さんもカオさんに首ったけですらね~♪ カオさん、良かったら僕がアナルセックスの正しい知識を指導しますよ♪ 勿論秘密厳守で♪ これが僕の住所と連絡先です。 良かったら今度尋ねて下さい♪」

 嫌らしさを微塵も感じさせない俊介は薫にサラリと話し、薫は俊介に視線を重ねた。

「いらっしゃいませ~♪」

 俊介は薫に軽く頭を下げると来店した客の応対に回り、薫は他の客と会話する俊介を黙って見ていた。

 すると薫は立て込んで来たバーの雰囲気から逃げるように店から離れ個室に戻って来た。

『僕が指導しますよ♪』

 薫の脳裏に残った俊介の笑顔と言葉は薫の胸の奥をドキドキさせた。

 薫はソファーに浅く腰を掛けると足組して左膝に両手を置いて目を閉じた。

 俊介の言葉を思い出した薫は閉じた瞼の内側に想像を働かせた。

 四つん這いになった自分の肛門に俊介が後から擬似ペニスを入れる。

 ワンピースの胸元のボンを外し、中に入れた右手の中指で左乳首の先っぽをプルプル弾く… ビンビンっと、脳に伝わる刺激で乳首は直ぐに勃起し、親指と中指で勃起した左の乳首を抓んでコリコリさせれば、パンストに包まれた薫の組んだ足はクネクネと変化を続けた。

 喘ぎ声を喉の奥で押し殺し全身のビク付きで腹の筋肉が伸縮を繰り返す。

 閉じたり開いたりを繰り返す両足の爪先。

 モガクように下げた後ろのファスナーが途中で引っかかってヤキモキした。

 両肩からワンピースを外しスリップの肩紐を外すと、薫の両手は両側の乳首に添えられた。

 組んでいた両足はいつのまにか崩れ、ソファーの上で体育座りになって軽く開かれた。

 両方の乳首を弄る度にワンピースに浅く隠れた両足が動く。

 グレーのパンティーストッキングに包まれた太ももが閉じたり開いたりを繰り返す。

 そして同時に両足の爪先が閉じたり開いたりを繰り返した。

 蛍光灯の光に晒された乳輪と一体化した薫の乳首は官能に硬さを見せた。

 丸見えの肛門に恥らう薫に擬似ペニスを持つ俊介の手が前後を繰り返した。

 腰に添えられた俊介の手の温もり。

 
「カオさんの丸見えだよ……」

 俊介が薫を辱める想像をした。

 薫は俊介のこの言葉に下腹部をキュンと熱くさせた。

「痛くないかい……」

 優しい俊介の労わりの言葉に四つん這いの薫は首を仰け反らせて軽く頷いた。

 乳首から離した両手の指をパンティーストッキングに包まれた両太ももの内側に滑らせると、内モモに広がった心地よさが背筋からジジジッと脳裏に伝わった。

 滑らせた両手の指先を無作為にアチコチに動かすと、喉の奥で押し殺していた喘ぎ声が一つ二つと漏れ出した。

 内モモから外モモ、外モモから尻の両側へと無作為に滑る両手の指先に、かおるの全身がビクンビクンと大きくビク付く。

 内モモに左手を残し離れた右手は左の勃起した乳首を再びコリコリと弄る。

 大きなビク付きの所為で膝から滑り落ちたワンピースの裾。

 室内に晒された下半身に残された左手は蜘蛛のように肌をうごめく。

 右手の中指はその腹で勃起した乳首の先端をクリクリと回し、時折親指と使ってコリコリと抓んだ。

 大きく開かれた両足、内モモの付け根部分に左手の蜘蛛が近づいた瞬間、ビリッ! ピリピリピリっと引っ掛けた爪の先がパンティーストッキングを伝線させた。

 パンティーストッキングの伝線に一瞬、閉じていた瞼を開いたものの、薫は再び瞼を閉じると左手の蜘蛛が引っ掛けて伝線させた部分に、乳首を弄っていた右手を蜘蛛にして移動させた。

 ビリッ! ビリビリビリ! 二つの蜘蛛(手)が伝線した部分に群がり伝線した部分を広げた。

 ピリピリピリっと伝線は両太ももに素早く走り、見る見る間に香るの下半身は恥かしい様に転じた。

 女にとってストッキングの伝線ほど人目を前にして恥かしいものはないが、自慰の最中の薫はその恥かしさを官能に変えた。

 閉じていた瞼を開いて伝線した自らの下半身を凝視した薫は、パンティーの内側から溢れて滲んだ恥かしい液体に口元をすぼめた。

 
「俊介くん! そこはだめえぇー!!」

 口をモゴモゴさせた薫の両手は勃起した両乳首を弄り、素早く伝線した両内モモに這わせられ滑らされた。

 恥かしさが勢い良く官能に変わった。
 
 薫の中でアナルセックスの指導は消え、俊介に辱められる自分(おんな)に変化していた。

 ビリッ! ビリビリビリイィー!

 薫の下半身を包むパンティーストッキングは俊介の手によって大きく破られ、無理矢理その手で薫からパンティーを剥ぎ取った。

 顔をシカメて首を左に捻り俊介からの恥辱に耐える女を演じた。

 晒された薫の恥かしい部分を見た俊介は愛液に塗れた陰部の匂いを嗅ぐと、開いた口の中にその部分を収めた。

 薫の右手の親指は自らの体内から溢れた愛液を付着させペニスの先っぽをヌルヌルと回した。

 ガクンガクンと大きく首を前後させビクンビクンと素早く反応を繰り返す薫は唇の周りをペリと舌舐め擦りした。

 ペニスの先っぽを回す親指の腹は次第に速度を上げた。

 
「俊介くん……」

 薫の脳裏は俊介で覆われた。

 止め処なく溢れる愛液に滑らせた右手の親指を離して薫は自らの口の中に入れて貪った。

 そして交替するように素早く左の親指が薫のペニスの先っぽへと到達し再びヌルヌルヌルと先っぽを回した。

 チュパチュパチュパと自らの愛液に塗れた右の親指をムシャブり嫌らしい音を室内に響かせた。

 ソファーの上で体育座りしていた体位を、浅く腰掛け体位をスリスリと下げ目前のテーブルを手前に引くと、その上に両足を乗せ仰向け状態になった薫は、左手の親指が十分に愛液を絡めている事を確認すると、その指を中指に擦り付け自らの肛門に何度も滑らせた。

 両足を大きく開き、体位を後転姿勢にして愛液の絡みついた中指を肛門を開きながら少しずつ入れて行った。

 肛門の中に左中指の第一関節まで入れると薫はその指を優しく前後させた。

 激しい便意も痛みも無い中で薫は右手で乳首を弄りながら左手の指を前後させた。

 
「ぁんっ!」

 鈍いながらも少しずし肛門の入り口に微かな快感を感じた薫はそのまま指を出し入れさせた。

「ぅあんっ! ぅあっはっはっはっぅんっ! ぁんっ!」

 出し入れする度にその快感は感度の度合いを薫の脳に伝えた。

「気持ち… いい… ぁんっ! ぅぐぅぅっ!」

 薫は下半身を右に左に捻り首を後に仰け反らせ、乳首を弄る指の速度を上げた。

「はぁはぁはぁはぁはぁ…」

 無理な姿勢は薫の心拍数を上げ、我慢して押し殺していた喘ぎ声を次々に個室に響かせた。

「俊介くん! 来てえぇ! 私に入って来てぇ!」

 薫は肛門から左指を抜くとテーブルに置いた擬似ペニスを握り締め、ペニスの先っぽに溢れた愛液を絡め慌てて肛門に挿入した。

 この時の薫は心から入って来て欲しいと願っていた。

「ヌプヌプヌプヌプ…  はふっ! ぅあんっ! ヌッチャヌッチャヌッチャ… ぁぁああんっ!」

 指の太さとは余りにも違う大きさに薫は閉じていた瞼を一瞬開いて動かした擬似ペニスの動きを止めたが、口元に微かな笑みを浮かべ再び動かした。

 薫は肛門の入り口に鈍いながらも高まりつつある快感に心を身悶えさせ、自分の中に俊介の肉棒が入っていると言う想像の元でドライオーガズムに達するまで時間を費やした。

 そしてオーガズムに達した薫は後戯のように両乳首を弄りながらその余韻を楽しんだ。

 
 ドライオーガズムに達した薫のペニスの先からホンの少しだけ精液が滲んでいた。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック